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催眠術は悪用出来る?

2024/08/08 22:52|コメント:0件

催眠術で犯罪を起こすことが出来るか?

という質問をよく受けますが、いまのところ催眠術で犯罪を誘発したという明確に定義出来る事実は存在しません。



催眠で犯罪を行わせたという疑惑のある事例として、フォレルが行った実験と、19世紀末のドイツで起こったチンスキー事件などがあるが、いずれの件でも、本当に催眠が理由で犯罪を誘発したのかは疑問とされ議論が行われている。

仮に催眠が犯罪を誘発したとする事件が起こったとしても、催眠が犯罪を誘発したとは必ずしも言えないのは、催眠を掛けられた人は、催眠を掛けられていなくても犯罪的行為を行う要素があったかもしれないということだ。



現実問題として、人間を対象とした催眠術と犯罪に関する実験は、倫理的な問題がある為に、催眠と犯罪の関係性について検証することは難しく関連性が立証されていません。


監修 長門実愛



催眠術とは?

2024/08/08 22:50|コメント:0件

催眠術とは、暗示をかけて催眠状態に引き入れる技術のことで、催眠療法など心理療法として病気の治療や精神病理の研究などにも利用されます。
 
催眠術が日本で始まったのは、1887年前後に「催眠術」という用語が初めて使われたとされていて、催眠状態とは暗示により、精神的変化、肉体的変化が引き起こされた状態のことです。
 
 
催眠状態の定義はいまだ解明されておらず、催眠が存在するが、原理は不明確というのが正しい現実です。
 
 
催眠時の脳波測定によると
 
①背側前帯状皮質の活動低下(比較力の低下)
 
②島皮質の繋がり増大(集中力の向上)
 
③背外側前頭前野とDMNの繋がり減少
 
が見られるが、なぜそうなるのかは明確化されておらず、催眠研究の難しい点は、かけられている本人でさえ「かかったフリ」なのか「本当にかかっているか」を明確に区別できないことなのです。
 
「言われたから、そうしたくなるのかも」
 
「なぜだか言われた通りに反応してしまう」
 
という感覚に近いと思います。
 
 
残念ながら、催眠は魔法ではありません。
 
 
催眠術に関する誤解で多いのは、
 
・催眠をかけられると、催眠術師に操られてしまう。
 
・催眠術師に支配され、言いなりになってしまう。
 
・一度催眠にかかると、自分では解けない。
 
・望まない暗示を入れられてしまう。
 
・「催眠術にかかりやすい」「暗示の影響を受けやすい」「騙されやすい」人でなければ催眠は効かない。
 
・催眠にかかっている間、意識を失う。または意識を乗っ取られてしまう。
 
 
 
これらは全て誤解です。
 
 
催眠術によって、意識が無くなることも、望まない暗示を入れられて解けなくなることもありません。
 
 
辞書などで催眠という言葉を調べると、
 
「眠くなること・薬や暗示などにより人為的に眠けを催させたり睡眠に似た状態にすること」
 
という表記があり、催眠自体も眠りを催すと表記することから、催眠術に掛けられている催眠状態を眠っていると誤解される方もいますが、催眠状態は眠っているわけではありません。
 
催眠術によって、意識が無くなることも、望まない暗示を入れられて解けなくなることもありません。
 
 
 
辞書などで催眠という言葉を調べると、
 
「眠くなること・薬や暗示などにより人為的に眠けを催させたり睡眠に似た状態にすること」
 
という表記があり、催眠自体も眠りを催すと表記することから、催眠術に掛けられている催眠状態を眠っていると誤解される方もいますが、催眠状態は眠っているわけではありません。
 
 
 
催眠術に掛かっている催眠状態では、どのように感じるのかといえば、いわゆるぼーっとした状態になる。
 
だからといって、意識が完全に消失しているわけではないし眠っているわけでもない。
 
眠っているように見えても被験者に
 
「眠ってましたか?」
 
と聞くと
 
「眠っていません」
 
と答えるはずです。
 
催眠状態を日常の体験に例えるならば睡眠よりも、ある事に熱中しているときなどに起こる、頭の中が空っぽになったような感覚が近いかもしれない。
 
催眠は暗示ですぐに覚醒するが、睡眠は暗示を与えてもなかなか覚醒しないことからも、睡眠と催眠は違うものだと思われます。
 
 
 
催眠術というと被験者を眠らせたように見える状態であるトランス誘導をしてから、催眠暗示を行うイメージがあるが、覚醒状態のまま催眠状態に導く、覚醒状態催眠というのも存在します。

監修 長門実愛

催眠状態とは

2024/08/08 07:55|コメント:0件

催眠状態(またはトランス状態)
他人(自分自身であることもある)によって与えられた暗示により、精神的変化や肉体的変化が引き起こされた状態を指します。
 
催眠状態の特徴
起きている状態:
催眠状態の人は意識を保っており、眠っているわけではありません。
 
リラックスしている:
催眠状態ではリラックスした状態であることが多いです。
 
イメージが浮かびやすい:
催眠状態ではイメージや想像がしやすくなります。
 
心に働きかけやすい:
催眠状態では言葉(暗示)が無意識(潜在意識)に届きやすくなり、催眠誘導が可能になります。
 
集中力が高まる:
特定のことだけに意識が集中し、周りの音が聞こえにくくなったり、時間が長く感じられたりすることがあります。
 
想像力が豊かになる:
想像したことが現実のように感じられることがあります。
 
身体感覚が変わる:
体が軽くなったり、逆に重く感じられたり、痛みを感じにくくなったり、逆に敏感になったりすることがあります。
 
催眠状態は、催眠術やヒプノセラピー(催眠療法)の中で使用され、被験者をこの状態に誘導することで、さまざまな目的を達成します。
 
 
 
 利用
   * 治療: ストレス解消、不眠症、恐怖心克服など
 
   * 自己啓発: ポジティブな思考の形成、目標達成
 
   * パフォーマンス向上: スポーツ選手やアーティストのパフォーマンス向上
 
 注意点
   * 誰にでも効果があるわけではない: 催眠状態に入りやすい人と入りにくい人がいます。
 
   * 危険性: 専門家でない人に誘導される場合は、危険な場合もあります。
 
催眠状態に関するよくある質問
 
 * 催眠術をかけられると、自分の意思に反したことをさせられてしまうのではないか?
 
一般的に、催眠状態では自分の倫理観に反するようなことはできません。
 
 * 催眠状態から覚めない場合はどうすればよいのか?
 
 催眠状態は自然と終わるものであり、本人が望まない暗示の状態が続くことはありません。
稀に催眠状態から覚めないいう悪意ある催眠術師や、自分の思い込みにより覚めないと錯覚する被験者がいますが、これらは真実ではありません。
 
※催眠状態は、意識を変化させることで、様々な効果を得ることができる状態です。
しかし、安全に催眠状態を体験するためには、専門家の指導を受けることが重要です。

監修 長門実愛
 
 
 
 

トランス状態とは?

2024/08/07 05:09|コメント:0件

トランス状態とは、通常の意識状態とは異なる、一種の変性意識状態のことを指します。
 
 
トランス状態の特徴
 
 * 意識の変化: 外界との接触が薄れ、内面の世界に深く没入する状態です。
 
 * 感覚の変化: 時間や空間の感覚がゆがんだり、五感が鋭敏になることがあります。
 
 * 思考の変化: 通常とは異なる思考パターンが現れたり、創造性が向上することもあります。
 
 * 感情の変化: 高揚感や幸福感、あるいは深い平穏を感じることがあります。
 
 
トランス状態になる方法
 * 自然な方法:
   * 睡眠
   * 瞑想
   * スポーツなど激しい運動
   * 自然との一体感を感じること
 
 
 * 人為的な方法:
   * 催眠術
   * 宗教的な儀式
   * 音楽や芸術
   * ダンスや武術
   * 精神集中
 
 
トランス状態の種類
 * 自然発生的なトランス: 日常生活の中で無意識に起こるトランス状態
 * 誘導されたトランス: 催眠術など、外部からの刺激によって誘導されるトランス状態
 * 宗教的なトランス: 宗教儀式や瞑想を通じて体験するトランス状態
 * 病理的なトランス: ヒステリーや解離性同一性障害など、病的な状態に伴うトランス状態
 
 
トランス状態の応用
 * 心理学: 催眠療法、トラウマ治療など
 * スポーツ: パフォーマンス向上、集中力向上
 * 芸術: 創造性の向上、インスピレーションを得る
 * 健康: ストレス軽減、リラクゼーション
トランス状態の注意点
 * 安全性: 一般的に安全な状態ですが、心身に異常がある場合は、専門家にご相談ください。
 * 依存性: トランス状態に依存してしまう可能性があります。
 * 自己暗示: トランス状態では自己暗示の影響を受けやすいため、肯定的なイメージを持つことが大切です。
 
 
トランス状態に関する誤解
 * 意識を失うことではない: トランス状態は、意識を失うことではなく、意識が変化した状態です。
 * 危険な状態ではない: 一般的に安全な状態ですが、状況によっては危険な場合もあります。
 * 超能力が発揮できるわけではない: トランス状態になると特別な能力が得られるわけではありません。
 
 
トランス状態は、古くから人類が経験してきた神秘的な体験の一つです。
現代では、心理学や神経科学の分野で研究が進み、そのメカニズムが少しずつ解明されつつあります。
もし、トランス状態に興味がある方は、安全な方法で体験できるヨガや瞑想などから始めてみたり、信頼出来る催眠術師から催眠術を受けてみることをおすすめします。

監修 長門実愛
 
 

薬物による変性意識の危険性について

2024/08/07 05:06|コメント:0件

薬物による変性意識体験は、非常に危険な場合があります。
なぜ危険なのか、いくつかの理由を挙げます。
 
 
 * 依存性の高まり: 多くの薬物は強い依存性を持っており、一度使用するとやめられなくなる可能性が高いです。
 
 * 健康への悪影響: 心臓や肝臓など、身体の様々な臓器に深刻なダメージを与える可能性があります。また、精神的な健康にも悪影響を及ぼし、幻覚や妄想、パニック発作を引き起こすこともあります。
 
 * 予測不能な反応: 個人差が大きく、同じ薬物でも人によって全く異なる反応を示すことがあります。最悪の場合、死亡することもあります。
 
 * 法律に触れる可能性: 多くの薬物が法律で規制されており、所持や使用は違法です。
変性意識体験を求めるのであれば、より安全な方法があります。
 
 * 瞑想: 心身をリラックスさせ、意識の状態を変えることができます。
 
 * ヨガ: 体を動かすことで心身を解放し、意識の変化を促します。
 
 * 自然との触れ合い: 自然の中に身を置くことで、五感を刺激し、意識の変化を体験できます。
 
もし、薬物に関することで悩んでいる場合は、一人で抱え込まずに、専門家や信頼できる人に相談することをおすすめします。
 
 
まとめ
薬物による変性意識体験は、その楽しさの裏に、大きなリスクが潜んでいます。安全な方法で変性意識を体験したい場合は、専門家のアドバイスを仰ぐことを強くお勧めします。

監修 長門実愛